B型肝炎のワクチン

B型肝炎への感染を予防するためのワクチンは20年以上前に認可されたものが現在も世界中で使用されています。
それだけ効果、安全性共に信頼できるワクチンと言えるでしょう。
正式な名称は酵母由来の組換え沈降B型肝炎ワクチンと言います。
商品としては2種類が販売されています。
このワクチンはB型肝炎のみを対象としたものですが、外国では複数のワクチンを合わせた混合ワクチンも使用されています。
B型肝炎ワクチンは世界中で20年以上にわたって使用されていますが、これまで安全性が問題となったことはありません。
一般的なウイルスではワクチンの接種によって、エスケープミュータントの発生の恐れがあります。
これはウイルスがワクチンに対抗するため変異を起こすことです。
現在でも研究は続けられていますが、B型肝炎ウイルスについてはエスケープミュータントの発生は確認されていません。
それから、ワクチン接種による副作用は皆無ではありません。
副作用も軽微なものがほとんどで、その発生確率も5%以下です。
症状としては発熱、発疹、かゆみ、吐き気、下痢、食欲不振、頭痛、関節痛などです。
いずれも数日で回復しますから、心配する必要はありません。
ワクチン接種によって体内に抗体ができます。
40歳までに接種すれば、抗体ができる確率は95%となっていますが、高齢になるにしたがって、抗体ができにくくなります。
ワクチンの効果は20年以上続くと考えられていますから、一度接種するだけでほとんどの人は済むはずです。


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